金剛禅総本山少林寺 東遠大東道院 指導員ブログ

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自分からは攻撃しない?

こんにちは、副道院長の遠藤です。


少林寺拳法のイメージとして、「護身」というものが大きいらしく、

「少林寺拳法は護身がメインだから、自分からは手を出さないんですよね?」

という質問を受ける事がよくあります。



答えは、
「自分から手を出す事も護身の一つです」


以上の一言だと語弊がありますが、
少林寺拳法には4つの「先(せん)」があります。

「後の先(ごのせん)」
「対の先(たいのせん)」
「先の先(せんのせん)」
「気の先(きのせん)」


これらを、簡潔に分かりやすく説明しますと、

「後の先(ごのせん)」とは、相手の攻撃をしっかりと受け、
それによって崩れた相手に反撃を加える事です。

「対の先(たいのせん)」とは、相手が攻撃してきた際に、
その攻撃の種類、ターゲットを予測し、
自分に到達した瞬間には、受け(もしくは捌き)ながらの反撃を与える事です。
ボクシングのカウンターを思い出して頂ければ、分かりやすいかと思います。

「先の先(せんのせん)」とは、相手が攻撃を仕掛けようと動いた瞬間に、
自分が攻撃を当てる事です。


「気の先(きのせん)」とは、相手の心の動きを察知して、
行動を起こす前に相手を制する事です。




「後の先(ごのせん)」
「先の先(せんのせん)」
「先の先(せんのせん)」
以上三つは、相手との攻防の中に生まれますが、

「気の先(きのせん)」は、
相手との攻防がまだ始まっていない状態の為、
「攻撃」という行動を先にとるのは、自分となります。



極端に分かりやすく説明すると、
前から、明らかに不審な顔つき、不審な動きをとる人が、
包丁を持って近づいてくるとします。
それを、自分から制御しにかかる、
それが「気の先(きのせん)」です。
捉え方によっては、「自分から手を出す」という捉え方も出来てしまいますね。


つまり、少林寺拳法のいう護身とは、
自分から好んで戦いに挑むという事はしないが、
自分に火の粉が降り掛かった時、
また、明らかに自分に火の粉が降り掛かりそうであると予測出来た時は、
しっかりと振り払い、自分、そして周りの人を守りましょうという事です。



さて、昨日の稽古の様子です。
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?
自分からは攻撃しない?



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最近、女性拳士が増えています。
女性のかたにも少林寺拳法、オススメです!

自分からは攻撃しない?


少林寺拳法 東遠大東道院
住所:静岡県掛川市三俣1342-3
TEL:0537-72-3366
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Instagram:https://www.instagram.com/touendaitou_douin/

稽古日:毎週 月曜日/水曜日
時間:少年部 18:30〜19:30 一般部(中学生以上)19:30〜21:30


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