金剛禅総本山少林寺 東遠大東道院 指導員ブログ

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天地拳第一系の難所

こんにちは、副道院長の遠藤です。


一昨日の少年部白帯・黄帯稽古で、
天地拳第一系を練習しました。


一番最初にならう少林寺拳法の形(かた)であり、
基本中の基本が集約された形(かた)です。


この天地拳第一系、
初心者にとって難所が二つあります。


それは、
号令三の外受 鈎突(かぎづき)の動きと、
号令八の開退(ひらきさがり)下受です。

逆に言うとこの二つを突破すれば、
あとはクオリティを上げて行けるわけです。



外受 鈎突のポイントは説明が細かくなるため、
また後日しますが、
今日は開退の説明をしたいと思います。


開退却(ひらきさがり)は、
順足(前足)を逆足(後足)より更に後ろに退げ、
構えを左右反転させる動きとなります。


一言で言ってしまえば簡単に感じますが、
慣れてない人や、学年(年齢)の小さな拳士にとっては相当な難所です。


例えば、右前中段構であれば、
右手足が前にある構えな為、順足(前足)は右足ですね。

ここから開退を行うには、
前にある右足を、後ろにある左足より後ろに退げれば良いわけです。
そうするだけで、左手足が前にある左前中段構になりますね?


この足を退げるという動作を行う際に、
ただまっすぐ後ろに退げるのではなく、

ひらがなの「く」を書くように、

右足を左足に一度寄り道させてから、後ろに退げれば良いのです。


これが開退の最初のポイントです。


前足が後足を追い越す際に、後足にちょっと寄り道してから行く。


左前中段構でも右前中段構でも同じなので、
しっかり練習して出来るようになりましょう^^

天地拳第一系の難所
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天地拳第一系の難所

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